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現代社会文化研究科について概要・沿革・基本理念と特色

概要

名称 新潟大学大学院現代社会文化研究科
所在地 新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050番地
研究科長 堀 竜一(人文社会科学系 教授)
教員数 博士前期課程181人、博士後期課程179人(いずれも担当教員数 R4.5.1現在)
定員数 博士前期課程各学年次60人、博士後期課程各学年次20人
学生数 博士前期課程99人、博士後期課程 79人(R4.5.1現在)
学位授与者数 新潟大学HP参照

沿革

大学院現代社会文化研究科は、教育研究の高度化を推進するため平成5年4月に人文科学研究科・法学研究科・経済学研究科の博士課程を統合した人文社会科学系総合大学院として設置されました。平成6年12月には研究棟も完成しました。その後、各研究科の修士課程も含めた博士前期課程・博士後期課程を有し、幾度の改組を重ねながら現在の博士前期課程4専攻9分野15コース、博士後期課程3専攻7分野に至ります。

基本理念 ------- 課題探求能力の育成

現代社会文化研究科の基本理念は、「課題探求能力の育成」です。

現代の社会は、自己責任型社会へ急速に転換しつつあります。自己責任型社会では、時代の変化に、私たちが主体的に対応できる能力が求められます。それには、自分で学ぶ能力を基礎にして、将来の課題を探求し、幅広い視野から総合的な判断を下すことができる課題探求能力を習得する必要があります。

2つの理念 ------- 〈現代性〉と〈共生〉

本研究科の名称は、「現代」と「社会文化」によって構成されています。この名称は、2つの理念を表現しています。

理念のひとつは〈現代性〉です。〈現代性〉とは、課題設定の方法についての理念を示します。学生は、社会と文化の全領域から自分の課題を設定し、その課題の解決の仕方を、「現代」の問題と関連づけて研究します。

理念のふたつ目は、〈共生〉です。〈共生〉とは、課題解決の方向性を示す理念です。「現代」の課題を解決するためには、社会と文化について、人間と人間、人間と自然が共存できるシステムを構想しなければなりません。その理念が〈共生〉です。

6つの特色

基本理念と理念を実現するために、本研究科は、6つの特色を備えています。

(1)課題探求型の総合型大学院

本研究科は、人文科学・法学・経済学・教育科学にまたがる多数の教授・准教授を擁しています。学生は、自分の研究課題に沿う指導を受けることができます。

(2)一人ひとりに合わせた指導体制

学生一人ひとりに履修指導委員会(主指導教員1名・副指導教員2名によって構成されます)を設け、学生の研究課題に応じた履修指導と論文指導を行います。

(3)専門型の前期課程、学際型の後期課程

課題を探求するには、専門性と学際性との調和のとれた能力を有する必要があります。

前期課程では、各自の課題を探求するに必要な専門的学力の習得に努めます。そのことから、専門性を主・学際性を副とするカリキュラムを用意しました。

後期課程では、課題解決能力の獲得を目指します。そのことから、学際性を主・専門性を副とするカリキュラムを組みました。教員・学生による研究プロジェクトにも参加します。

(4)課題に応じた学位

本研究科では、各自の研究課題に応じた学位を取得できます。

前期課程では、修士(文学)、修士(法学)、修士(行政学)、修士(経済学)、修士(経営学)、修士(公共経営学)、修士(学術)の7種類から、いずれかの学位を取得できます。

後期課程では、博士(学術)を基本としつつ、博士(文学)、博士(法学)、博士(経済学)、博士(教育学)の5種類から、いずれかの学位を取得できます。

(5)社会人や外国人にも開かれた大学院

社会人や外国人を積極的に受け入れるために、入学試験では、社会人や外国人を対象にした特別選抜を実施しています。また社会人学生に対しては、必要に応じて、夜間授業等を開講しています。

(6)学位取得に向けた履修体制

前期課程では2年、後期課程では3年の標準修業年限で学位を取得する履修体制を組んでいます。短期履修(修業年限の特例として、優れた研究業績を上げた者に適用)や長期履修の制度もあります。