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学位取得博士後期課程:修了までの流れ

博士後期課程

博士後期課程では、授業科目(選択科目)のほかに、「特定研究Ⅰ」「特定研究Ⅱ」「特定研究Ⅲ」「総合演習」を必修科目として設けて、専門的学力を獲得することを目標とし、博士号を取得することを目標としています。

「特定研究Ⅰ」「特定研究Ⅱ」「特定研究Ⅲ」
学生が、本研究科の教員と学生による小規模な研究会(共同研究プロジェクト)に参加して、博士論文作成の準備を進める科目。
「総合演習」
学生が教員、他の学生の前で研究発表を行い、そこでの質疑応答を通じて発表者の当該研究課題に対する理解を深め、博士論文のブラッシュアップにつなげる科目。
*学術誌『現代社会文化研究』の刊行
博士論文の完成に向けて、本研究科では学術誌や学術報告書への公表を支援しています。その公表の場として、本研究科は学術誌『現代社会文化研究』を年2回刊行しています。
「論文作成」
第1ステップとして、3年次の1学期に「学位論文提出資
格審査申請書」を提出し、これにもとづき口述試験及び筆
記試験により、申請者の研究能力や学力が審査され、合格
と判定されると「学位論文提出資格者(Ph.D.Candidate)」となります。
第2ステップとして「博士論文草稿」を提出し、履修指導委員会の指導を受けます。
第3ステップとして、「学位論文」を完成させ提出します。
論文審査と口述試験により、学位がふさわしい能力を有しているかどうか審査され、合格と判定されると、博士の学位が授与されます。
※学位の種類は、各専攻紹介の頁を参照

 

※学位論文の審査基準(各専攻の人材育成目標に基づき,以下の基準により総合的に評価)

1.課題設定の明確性及び適切性

現代社会文化研究科の各専攻・各分野を研究領域とした論文として問題意識が明確であり,研究テーマの設定が適切であること。

2.先行研究の適切な取扱い

 当該分野の先行研究について適切に検討されており,設定された研究テーマの目的・意義が適切に位置づけられていること。

3.研究方法の適切性

 研究テーマに即した研究方法が選択されており,その研究方法に従ってデータや資料などを的確に調査・分析していること。

4.研究の独自性

 既存の研究には見られない独創的分析,解釈等が行われていること。

5.論述の明確性及び論旨の一貫性

 結論に至るまでの論述や論証のプロセスが明確かつ論理的であること。

6.学術的及び社会的価値

 当該研究領域の発展に貢献する学術的価値が認められ,社会的な貢献をなしうるものであること。

7.論文形式の適切性

 文献の引用,文章表現等が適切になされ,学術論文としての体裁が整っていること。