石田 美紀
所属(前期課程)
現代文化専攻情報社会文化分野メディア文化コース
所属(後期課程)
共生文化研究専攻国際共生文化分野
職位
教授
取得学位
博士(人間・環境学) 京都大学(2005年)
主な大学院担当科目
映像文化Ⅰ特論・演習
映像文化研究
専攻分野
映像文化論
研究テーマ
映画(実写およびアニメーション)とその隣接領域である写真、マンガ、ゲーム、テレビにおける制作と受容の力学
博士前期課程学生指導
◯
博士後期課程学生指導
◯
各課程について学生指導が○となっている教員は,学生の主指導教員となることができます。
研究についての紹介・学生へのメッセージ
特定の媒体のうちに完結しない「映像」を軸とすることで、
現代視覚文化を領域横断的に把握できるのではないかと考えています。
関心は、映像制作における力学の解明にくわえ、わたしたちが映像をいかに受容しているのかという問題にあります。
インターネット環境の出現以前においても、映像制作とその受容は完全に隔絶していたわけではありません。
受容者の思わぬ解釈が制作を刺激し、新しい創作へと繋がった場合もあります。
研究目標のひとつは、「大衆」という語で一括りにされてきた人々の、
とくに「女子ども」と呼ばれてきた人々と映像との多様な関係を言語化することにあります。
博士論文執筆時、ファシスト政権下のイタリアで製作された映画の大多数が、プロパガンダではなく、
ハリウッド映画を模倣したコメディーであったことを知り、映像文化の一筋縄ではいかない多層性と多様性に気づきました。
以来、ファシスト政権下のイタリアから現代日本まで、かなり雑食ぎみに研究しています。